
ゲームを学習場面に導入する際に自問自答すべき3つのこと
ここ1年、「ゲームと学習」に関するリサーチをしたり、講演をしたり、書籍を書いたりする機会が多くありました。その中で、特にゲームを学習場面に導入する時の注意点が浮き彫りになってきたので、自問自答すべき問いとして3つ紹介しようと思います。 続きを読む “ゲームを学習場面に導入する際に自問自答すべき3つのこと”
ここ1年、「ゲームと学習」に関するリサーチをしたり、講演をしたり、書籍を書いたりする機会が多くありました。その中で、特にゲームを学習場面に導入する時の注意点が浮き彫りになってきたので、自問自答すべき問いとして3つ紹介しようと思います。 続きを読む “ゲームを学習場面に導入する際に自問自答すべき3つのこと” →
最近、研究の「新規性」を確保する際に意識していることがあります。それは、無意識的に他人が提唱した問題を模倣しないということです。フランスの社会学者ガブリエル・タルドが1890年に出した『模倣の法則』に、こんな一節があります。
続きを読む “「問題の模倣」からの脱却” →(1)博士論文「歴史の応用を学習する方法の開発 −歴史的類推を現代の問題解決へ−」の完成
今年一番大変だったことが、博士論文でした。学際情報学という、学問と学問の際を研究する大学院ということもあり、色々なご指摘をいただきながら自分なりに考え、ようやく1本の論文にまとめることができました。
開発研究をはじめてまだまだ6年目ではありますが、最近、開発研究の「支援原理」の作成に苦労している人が周りに多いので、僕なりの支援原理の作り方を書いておこうと思います。
続きを読む “創造的な開発研究につながる支援原理の作り方” →
先日ようやく博士予備審査論文を書き上げました(現在審査の認定待ち)。
審査を通してまだまだ修正するとは思うのですが、とりあえず一旦書き上げたということで、脳内にへばりつく凄い研究者の考えから脱却しようともがいていたお話を書いておこうと思います。
最初に前置きをしておくと、僕の所属していた大学院は学際領域(学問と学問の間を扱う学問)という少し特殊なところです。僕の場合は、教育工学と歴史学と認知心理学を混ぜたような領域を扱い、「歴史を現代に応用する学習方法の開発」をテーマにした博論を書いています。今後の審査で変わる可能性は大いにありますが、現状をざっくり要約すると、以下のような感じです。