“Game × Learning × Kids” 開催報告

ゲーミング勉強会主催ワークショップ”Game × Learning × Kids”が、
9月3日に東京大学にて開催されました!

今回のワークショップは、ALEA factoryの柏野さんらをゲストとしてお招きし、“ちきゅUNO”というゲームをご提供いただいて親子で学習する形で開催しましたので、簡単にご報告したいと思います。

0.登壇者紹介

東京大学大学院の池尻(プレゼン・司会担当)Twitter:@ikejiriryohei
早稲田大学大学院の福山さん(運営担当)Twitter:@fumituki85 HPはこちら
東京大学大学院の浅見さん(運営担当)
ALEA factoryの柏野さん(Twitter:@kashinon ゲーム提供・ファシリテーター)、増田さん(ゲーム説明・ファシリテーター)、瀬下さん(Twitter:@seshiapple 議論進行)

 が自己紹介をいたしました。

  1.アイスブレイク

「あなたの地球はどんな地球?」と題して、1人ずつお題にそった地球の絵をかいて、どんなお題だったのかをグループ内で当て合うゲームをしました。もっとも間違いを少なくして当てきったチームの勝ちというゲームです。

 今回はこちらで用意した16の形容詞(「かっこいい」「いかつい」)の中から1つ選び、それと組み合わせた「地球」の絵を描いてもらいました。小学生も大人も思い思いの「地球」を描いて、グループ内のコミュニケーションを深めていきました!下の写真は「つよい地球」でとてもうまく描けていますね。一方で、「いかつい地球」のような難しいお題だとみんなで笑いながら悩んでいて、グループ内の結束感が高まりました。ちなみにこのゲームは福山さんが考えてくれました。

2.プレゼンテーション

 プレゼンテーションでは、池尻が「親子とゲーム学習」というタイトルで、今求められている能力としてスキーマやチャンクの話をし、知識を「使う」ことと「つなげる」ことの重要性を話しました。
 ただ、ゲームの登場により子どもたちは知識を使ったりつなげたりできる機会が増えている一方で、小学生が1人で学習するのは難しく、発達の再近接領域に踏み込むためには親の手助けが必要になってくるというお話をしました。
 それを踏まえて、お子さんにはいっぱい知識をつなげさせて、親御さんにはその手助けの方法を意識してもらいながら今回のゲーム、「ちきゅUNO」をプレイしてもらいました。

 

3.ゲーム体験

 さていよいよ「ちきゅUNO」の体験セッションです。説明は増田さんにしていただきました。このゲームは、裏側に国旗が描かれていて、表側には国名とその国のある地域、そして加盟している連合が描かれています。後はいつものUNOと同様、場に出されているカードと同じ地域、もしくは同じ連合のカードを手札から出していけます。先に手札を0にしたら、勝ちというゲームです。
 手札をなくすためには、手持ち国のカードがどこの地域に属しているか、どこの連合に加盟しているかを意識しないといけない、という作りです。
 今回はちょうど新デザインが出来たばかりで、子どもたちは新しいカードに夢中でした。ゲーム中は、子どもたちがカードをじっくり見ながら国同士のつながりを考えていたり、カードが出せて喜んでいるシーンが印象的でした。
 親御さんも一緒にあつくプレイをしつつ、子どもたちに対して連合の名前でなくマークに注目させて同じカードを出させるようにするといった工夫をしていました。下の写真は置ける連合を変えるカードを出しているシーンですが、自分の手札にある国のカードを出すにはどのマークを選べばいいのか親御さんがサポートする一面も見えました。

4.リフレクションとディスカッション

 瀬下さんの司会のもと、ちきゅUNOで楽しかった・覚えたことをポストイットや紙を敷いた机に書いてもらい、親御さんはどんなサポートを行った共有を行ってもらいました。
 子ども達は覚えた国旗をどんどんきれいに描いていって、名前もたくさん挙げていました。無我夢中で描いた子もいて、ちきゅUNOの学習効果の高さにびっくりしました!親御さんは子ども達をもう一回カードを並べてみたり、良いリレフクションを促す声かけをみんなでしていました。

5.ラップアップ

 最後に池尻が親御さん向けに、学習意欲を高めるためのモデルであるARCS理論を話し、ゲーム中の子ども達の写真を使いながらARCS理論の各要素である「注意」「関連性」「自信」「満足感」のシーンを映してリフレクションしました。面白かったことに、カードを覗き込むように見ている「注意」の写真、「手札に○○○があるからこの連合に変えてよ」と言っている「関連性」の写真、全部のカードを出してバンザイをしている「自信」の写真が見事に撮れて、今回のワークショップがARCS理論にも適っていることをみんなで確認しました。
 瀬下さんからは、ちきゅUNOを遊んだ子どもがすごい国旗の数を覚えたり、家に帰ってからもリビングで突然連名の名前を言ったりする子どももいるという話をしてもらい、今後の成長もとても楽しみだなと思いました。

 今回のワークショップは2時間半と短めでしたが、子ども達がとても元気で終始笑いが絶えなかったのが印象的でした。そして、ラップアップでも書いたようにゲームはその後の学びにもすごく影響を与えるので、ご参加いただいたご家族のみなさんがワークショップ後にもお子さんとちきゅUNOや色々なゲームを通して良い学びが起きればいいなあと思っています。

最後にファシリテーターとしてご参加いただいたALEA factoryのみなさん、

参加者の皆様に心より御礼を申し上げます。
次回のワークショップでまたお会いしましょう!