2025-09-01

研究テーマ(B4 大畑澄佳)

自己紹介
わたしは、歴史論争問題を解決に向かわせる授業方法の開発研究をしています。

歴史論争問題には、宗教や領土問題、国際関係など過去から今にわたっても解決に進むことのできない問題が多くあります。私は、生徒に対してこれらの問題を習うだけではなく、自分事として思考し、自ら学んでいく姿勢を養いたいと考えております。

私は、学生の頃より国際関係について大きな興味があり、英語はあまり得意ではありませんが積極的に海外の方と関わってきました。そのかかわりの中で、自分や自分の国との食べ物や文化、言語や認識の違いを多く感じてきました。特に私は韓国の食文化や言語に大きな関心があり、沢山学び親しみを自分の中にも持っていたのですが、同時に自国とその国間にある避けることのできない問題についても僅かな知識ではありますが、関心がありました。

被害と加害の両面を持つ問題に関しては触れることに多少の抵抗がありました。しかし、それでは問題はずっと残ったままであると感じ、少しでも解決に向かいたいと感じ、歴史論争問題を解決に向かわせる受業の開発をしてみようと思ったことがきっかけです。

被害と加害の両面を持つ歴史論争問題では、そのどちらもの立場に立って初めて解決への思考が及ぶのではないかと思っています。国際関係においては特に、資料の分析や当時の方々の声などから推測されていくと思いますが、そこには自分の思考がどうしても入り込んでしまうため実際に相手の声を聴くことも大切だと考えます。

まだ多くのことが自分の中でも探り探りの状態ですが、授業の実現のためこれから研究していきます。